

発泡ウレタン注入
硬質発泡ウレタンを用いた、スピーディな裏込注入工法です。
発泡ウレタン注入の特長
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- 作業時間の短縮
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硬化までが早い
最終強度に達するまでわずか約30分。1分後から硬化し始める急速発泡硬化型の材料を用います。
すぐにトンネルへと供用可能
空洞の裏込作業後すぐに作業へと進められます。
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- 安定品質
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安定した素材
硬化後も膨張・収縮がほとんど起こらず、完全に充填できます。
施工箇所を選びません
水中でも発砲硬化し、止水性にも優れています。
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- 低コスト
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コンパクトな作業環境で施工可能
注入装置がコンパクトなため、大型車両などの導入が不要です。
経済的な材料
最終注入量増加率が低いので、他の材料に比べ低コストで仕上げられます。
発泡ウレタン注入の用途
トンネル裏込
発泡ウレタンの特性
発泡ウレタンは、ポリイソシアネート成分(T液)とポリオール成分(R液)で構成される注入材です。
2液を混合すると約60秒で発泡硬化し、硬質ポリウレタンフォームを形成します。
発泡ウレタン形成まで

- 1)発熱を伴いながら、ポリオールとポリイソシアネートが付加反応を起こす。
- 2)ウレタン結合によりポリウレタンが生成される⇒発泡ウレタンの材料となる。
ウレタン発泡過程の様子
T液・R液を使用した、発泡過程
2液混合6秒後
12秒発泡開始
30秒後の状況
60秒発泡完了